自分の言葉で語るために

悩み

会話の際,機転の効いたことが言えなかったり,言いたいことをうまく表現する言葉が出てこなかったり,何らかのエピソードを語ることがあまり得意ではありません.抽象的に物事を考えることはできるのですが,具体的な思考が苦手です.

これらの自覚は大学時代の途中くらいからあらわれはじめたのですが,昔はそうでもなかったという記憶が朧げながらにあります.

さすがに何とかしないとなあと思うので,考えられうる原因を列挙し,それを踏まえてしばらくの間生活を改善し変化を観察しようと思います.

考えられうる原因

  • 人との会話量が減った

大学から一人暮らしを始め,家で誰かと会話をすることがなくなりました.また,大学も最初の2年間はクラスがありましたが,3年以降は特に研究室の中での同期との交流があったりすることはなく,学校での会話量は減りました.なので,そのあたりから会話におけるアウトプットの回路が鈍っていると思われます.

  • 睡眠習慣が悪い

これも大学の途中からです.基本就寝は日をまたいでからで,十分な睡眠時間を確保できてない日も散発的にあったりします.やっぱり良い睡眠習慣を確立していないと記憶にも良くないのかなと思っています.

  • 復習しなくなった

受験生時代は,しっかりエビングハウスの法則を信じて真面目に復習していましたが,大学に入ってからは復習する機会はかなり減りました.思い出す機会が減ったということで,記憶は定着しないし,具体的なエピソードを語れなくなるのも当然だと思います.

  • 記憶をさぼりがち

前項と若干かぶる部分があるのですが,どうも自分は記憶することをさぼりがちなんだなと思います.それは,具体的な事柄の記憶をさぼる,というのと,思い出し作業をさぼるという2点セットです.

例えば(こういうときも具体的な例えは何一つ出てこないんですよね),何かある記事を読んでも,一つ一つの人名や数字はすぐに頭から漏れ出し,「要するにこういうことだよね」と抽象度を上げた言葉で簡単にまとめてしまって良しとしてしまいます.ある意味重要な能力だとは思ってますが,やっぱり具体的に物事を語ることが必要になる場面はあり,そうした際に苦労します.

思い出しもさぼりがちです.朝起きて,本当は前日に学んだことを思い出す作業をすれば良いのですが,すぐに何らかの新しい情報を求めてしまいます.

  • インプット情報が増えすぎた

大学入学以降,スマホやPCを見る時間がおそろしく増え,完全にデジタルの波に飲み込まれてる状態で,脳の処理が追いついてないです.しかも,本を買ったり借りたりするのが好きで,それも同時に何冊も読むみたいなこともするので,任意の事柄に対してのコミットメントが浅すぎて何も脳に蓄積されていきません.

原因列挙を経て

記憶が定着されていないこと,アウトプットの回路が錆び付いていること,この2点が根本的な問題なんだろうなと見当がつきました.まずは,上で列挙した原因をなるべく網羅的につぶしつつ,1ヶ月ほど過ごしてどうなるかを観察してみようと思います.